朝起きたときに「首が痛い」「肩が凝っている」などの不調を感じることはありませんか?
それ、いま使っているまくらの「高さ」があなたに合っていないせいかもしれません。
身体の痛みを感じることなく快適に眠るためには、体に合った高さのまくらを選ぶことがとても重要なんです。
そこでこの記事では、合わない高さのまくらがきっかけで引き起こされる不調について解説したうえで、理想のまくらの高さや自分に合う高さのチェック方法をご紹介していきます。
目次
その違和感は、まくらが自分に合っていないサインかも!
あなたは眠るとき、寝心地がしっくり来ずに何度もまくらの位置を直したり、起きたとき身体に違和感を感じたりしていませんか?
もし心当たりがあるなら、残念ながらお使いのまくらがあなたに合っていない高さである可能性が高いでしょう。
そのまま自分に合わない高さのまくらを使い続けていると、以下のような不調が起こりはじめるかもしれません。
<高さが合わないまくらを使用することで現れやすい身体の不調>
・首こり
・肩こり
・頭痛
・いびき
・寝返りがうまく打てない
高さの合っていないまくらは首・肩のこりや頭痛といった痛みをともなう顕著な不調を引き起こすだけではなく、いびきが気になりだしたり、寝返りが打ちづらかったりと睡眠の質自体を大きく下げてしまう場合もあるのです。
熟睡できないうえに、起きたら身体が痛い……なんてことになれば、せっかく睡眠をとってもかえって疲れてしまい本末転倒ですよね。
まくらの高さは、快眠と健康に直結するものです。 「最近起きると肩が痛いな」「ぐっすり眠れていない」と感じているなら、まくらの高さを見直すことで不調が改善するかもしれません。
まずは理想のまくらの高さを知ろう
自分に合ったまくらの高さを知り睡眠の質を向上させるためにも、まずは一般的に理想とされているまくらの高さについて知っておきましょう。
最適なまくらの高さは、じつは寝姿勢によって変わってきます。
<一般的な理想のまくらの高さ>
・仰向け寝の場合:約2cm〜6cm
仰向けの寝姿勢をとったとき、首の自然なS字カーブをキープできる高さが理想とされています
・横向き寝の場合:約4cm〜8cm
横向きの寝姿勢をとったとき、頭・首・背骨がまっすぐ一直線になる高さが理想とされています。
とはいえ、高さの数値はあくまで目安として設定されているもの。 なぜなら、個々の体型やマットレス・敷きふとんの沈み込み具合によって最適なまくらの高さは変わってくるからです。
自分に合うまくらの高さを測る方法3選
理想のまくらの高さは、一般的に仰向け寝なら約2cm〜6cm、横向き寝なら約4cm〜8cmですが、個人差があるということをお伝えしました。
たとえば横向き寝なら肩幅に合わせて高さを調整するなど、最適なまくらの高さは一人ひとりの体型・肩幅・首の長さ、そして使っている敷きふとんの具合によって決定するのが確実なんです。
つまり、理想のまくらの高さは人によって変わるため、快眠のためにはあなたに合うまくらの高さを正確に知るのが大切ということ。
自分に合ったまくらの高さを知るためには、以下のような方法があります。
1. バスタオルを使って測る方法
【用意するもの】
・ふだん使っている敷きふとんorマットレス
・バスタオル数枚
【仰向け寝の場合の測り方】
-
計測の土台をつくる
バスタオルを長方形に折りたたみ、首のカーブのすき間が軽く埋まる程度の高さにします。 -
寝てみる
1でつくったタオルを頭の下に置いて、ふだん寝ている敷きふとんやマットレスに仰向けになります。 -
高さを調整して理想の高さをみつける
・低い場合(顎が上がって頭が落ちる、首が上に反る):バスタオルの枚数を増やすか、たたみ方を調整して厚みを増やします。
・高い場合(顎が過度に引けてしまう、首にシワができる):バスタオルの枚数を減らすか、たたみ方を調整して厚みを薄くします。
顎が軽く引けて、目線が真上よりも少し下を向く状態が、理想的なS字カーブを保てる寝姿勢です。 この状態がつくられたときのバスタオルの厚み=仰向け寝のまくらの高さの目安となります。
【横向き寝の場合の測り方】
-
計測の土台をつくる
横向き寝になったときの肩の高さと同じくらいの厚みを意識して、バスタオルを折りたたみます。 -
寝てみる
1でつくったタオルを頭の下に置いて、ふだん寝ている敷きふとんやマットレスに横になります。 -
高さを調整
頭から背中にかけてが一直線になるように調整していきます。鏡をみたり、誰かに手伝ってもらうとやりやすいでしょう。
・低い場合(頭が下がり、首が曲がる):バスタオルの枚数を増やすか、たたみ方を調整して肩幅の高さがしっかり埋まるようにします。
・高いと感じる場合(頭が上がり、首が曲がる):バスタオルの枚数を減らすか、たたみ方を調整して肩幅と同じくらいの高さになるようにします。
頭の中心から背骨までが一直線になる高さがつくられたときのバスタオルの厚み=横向き寝のまくらの高さの目安となります。
2. 壁を使って寝姿勢を再現する方法
【用意するもの】
・平らな壁
・定規やメジャー
この方法を試す場合は、誰かに手伝ってもらうとより正確に測れるでしょう。
【仰向け寝の場合の測り方】
-
壁に背中を向け、かかと・お尻・背中(肩甲骨)を軽く壁につけるようにして立つ
このとき胸を張ったり腰を反ったりはせず、リラックスした自然な立ち姿勢を意識しましょう。顎は軽く引いて、目線が正面を向くようにします。 -
自分と壁の間を測る
壁と首のカーブとの間にできた一番深いすき間を、定規やメジャーで測ります。
実際に寝ると頭の重さでまくらが沈むため、このすき間の深さ+約2cm=仰向け寝のまくらの高さの目安となります。
【横向き寝の場合の測り方】
-
壁に肩を当て、まっすぐに立つ
必要な高さより低い・高い数値が出てしまう可能性があるため、頭を傾けないように注意してください。 -
壁から耳までの距離を測る
壁から耳の穴の中心までの距離を、定規やメジャーで測ります。
実際に寝ると頭の重さでまくらが沈むため、この距離+約2cm=横向き寝のまくらの高さの目安となります。
まくらの高さは体格が細身になるほど低め、しっかりしているほど高めになる傾向があるので、参考にしてながら測ってみてくださいね。
※ご紹介した方法はあくまで簡易的な目安です。個人の体型や体調、使用する寝具の素材によって適した高さは異なるため、あくまで参考としてください。
3. 計測サービスを利用する
上記でご紹介したように、お家にあるもの使いながら自分に合ったまくらの高さを簡易的に計測することも可能ですが、より正確さを求めるならお店の計測サービスを利用してみるのも手です。
たとえば、一人ひとりにぴったりな高さのオーダーメイド枕を販売する西川の直営店では、あなたに合ったまくらの高さを無料で測定するサービスを行っています!
まくらと睡眠のスペシャリストである「マクラマイスター」による後頭部・頚椎・肩幅の計測から正確な数値を導き出せるので、本当に自分に合うまくらの高さを知りたいという方にはうってつけの方法です。無料でプロの手を借りられるのも嬉しいですよね!
さらに計測後は、実際に導き出された数値をもとにあなた専用にカスタマイズしたオーダーメイド枕をその場で作成することもできちゃうんです!
実際に試し寝しながら2mm単位で高さを調整していくため、抜群の寝心地に仕上がります。
高さ以外も大切!まくらを選ぶ際にチェックすべきポイント2つ
ここまで、快眠のためには自分に合った高さのまくらを使用することがとても重要だということをお伝えしてきました。
もちろんまくら選びで第一にチェックしたいのは高さですが、ほかにも合わせてチェックすべきポイントが2つあるんです。
1. 中材(素材)
まくらの中材には、パイプ・ウレタンフォーム(低反発・高反発)・羽毛などさまざまな素材が使用されています。
たとえば、通気性や耐久性を重視するならパイプ、やわらかな寝心地が好みならポリエステルわた、といったようにそれぞれ寝心地や機能面においてメリット・デメリットがあります。
| 中材(素材) | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| パイプ | ・高さ調整がしやすい ・通気性に優れている ・耐久性が高い ・水洗いでき衛生的 |
・音が気になる場合がある ・硬いと感じる場合がある |
暑がりや汗かきな人、アレルギー体質な人、高さを細かく調整したい人 |
| ウレタンフォーム (低反発) |
・体圧分散性に優れている ・頭の形にフィットしやすく安定感がある ・音鳴りがなく静か |
・蒸れやすい ・気温によって硬さが変わる ・沈み込みが強く寝返りしにくい場合がある |
頭を優しく包むような寝心地が好きな人、静かに眠りたい人 |
| ウレタンフォーム (高反発) |
・寝返りがしやすい ・耐久性が高い ・比較的通気性に優れている |
・低反発にくらべ体圧分散性に劣る ・硬いと感じる場合がある |
寝返りが多い人、しっかりと頭を支えたい人、頭が沈みすぎるのを避けたい人 |
| 羽毛 | ・吸湿性・放湿性に優れている ・自然な弾力とふっくら感がある ・やわらかい感触でフィットしやすい |
・へたりやすい ・独特な臭いを感じることがある ・アレルギーの原因になることがある |
ホテルのまくらのようなふっくらとした感触が好きな人 |
| ポリエステルわた | ・ふんわりとした感触で心地よい ・安価なものが多く購入しやすい ・水洗いできるものが多い |
・へたりやすい ・通気性に劣る ・高さ調整がしにくい |
やわらかい寝心地を求める人、まくらにあまりお金をかけたくない人 |
上記を参考に、どんな寝心地を求めるのか、どんな機能を必要としているかによってチョイスするとよいでしょう。 ちなみに、パイプ素材のまくらを選ぶと自分でも高さの調整がしやすいですよ。
2. 硬さ
まくらを選ぶときは、自分に合った高さと素材に加えて、硬さも考慮すべきポイントです。
まくらの硬さは、中材の種類によって決まります。 そしてその硬さによってまくらの沈み込みやすさが変わるため、高さに影響してくることも。
| 中材(素材) | 硬さ |
|---|---|
| パイプ | ふつう〜硬め |
| ウレタンフォーム (低反発) |
やわらかめ〜ふつう |
| ウレタンフォーム (高反発) |
硬め〜ふつう |
| 羽毛 | やわらかめ〜ふつう |
| ポリエステルわた | 非常にやわらかめ |
自分に合った高さを長くキープしやすいのはパイプ素材のまくらです。 反対に、羽毛やポリエステルわた素材のまくらはやわらかな寝心地が楽しめるぶん、沈み込みが強くへたりも早い傾向があります。
高さ調整ができるおすすめまくら
西川ストアでは、自分で高さ調整ができるまくらを販売しています。
調整シートや、中材を出し入れする調整ポケットがついているため、購入後も高さの微調整が可能です。 自身の体型変化やまくらの沈み込み具合の変化に合わせて随時高さを変更できるため、長く使い続けられる高コスパアイテム!
まくらの内部に3つのポケットがついており、各ポケットのパイプを出し入れすることで高さを調整できます。部分的な調整が可能なので、仰向け寝で使う真ん中部分は低めに、横向き寝で使うサイド部分は肩幅に合わせて少し高めにといったように自由なカスタマイズも叶えられます。
また、まくら背面には高さ2cmのウレタンフォームの調整シート入り。 このシートを使うと一気にまくら全体の高さを調整できるので、使用期間が長くなってへたりが気になってきたときも安心です。
より自分に合ったまくらを選ぶなら、プロの手で作るオーダーメイド枕がベスト!
「自分で調整できるまくらは便利だけど、やっぱり自分にベストな高さを見つけるのは難しい……」そんな方には、やっぱり西川の直営店で作るオーダーメイド枕が最適です。
オーダーメイド枕 まくらぼでは、まくらと睡眠のスペシャリストである「マクラマイスター」のサポートを受けながら自分にぴったりの高さのまくらを作っていけるため、自分で難しい調整をする必要はありません。
<オーダーメイド枕作成の手順>
-
ヒアリング
マクラマイスターが現在使用している寝具や睡眠で抱えるお悩みについてお伺いします。
-
計測
あなたに合ったまくらを作成するべく、マクラマイスターが後頭部・頚椎・肩幅を測定します。
-
まくら作成
1のヒアリング内容や2の測定結果をもとに、マクラマイスターがあなたの体型や寝姿勢に最適な高さ、中材、硬さのまくらを作成します。
-
フィッティング
3で作成したまくらを実際に試し寝。マクラマイスターが寝心地や寝姿勢をチェックし、2mm単位で微調整しながら理想の高さに仕上げます。
そして、西川のオーダーメイド枕は、何度でも無料でメンテナンスができるんです!
いくら作った当初は完璧に自分に合った高さでも、長く使っていれば多少なりともへたりが出てくるもの。 また、体型や体調の変化、寝具環境の変化があったときも、自分に合うまくらの高さは変わってきます。
西川のオーダーメイド枕なら、そんなときも無料でまくらの高さ調整が可能。 アフターケアが手厚いから、作成後も長く快適に使い続けられるのが大きな強みです。
実際に、お客様からもメンテナンスサービスに対する満足のお声をたくさんいただいています。
買って終わりではなく、その後もしっかりサポートを受け続けられるのはうれしいですよね。
無料メンテナンスの様子の動画はこちらから!
オーダーメイド枕はプレゼントにも!
作成時も作成後も、プロのサポートのもとずっと快適が続く西川のオーダーメイド枕。 じつは、プレゼントとしても大人気なんです!
オーダーメイド枕 まくらぼでは、一人ひとりの身体に合った高さ・中材・高さのまくらを作成できます。その人にぴったりのカスタマイズができるから、家族や友人など大切な人へのプレゼントに選ばれているんです。
先ほどもお話ししたように、プロの作成サポートと無料メンテナンスがあるから、「高さが合わなかった」「寝心地が好みじゃなかった」なんてプレゼントにありがちな失敗も起こりにくくなっています。
また、ギフト券形式で贈れるので、出先で渡してもかさばらず荷物になりません。「お祝いを贈りたいけど、大きいものは荷物になるしどうかな……」と悩まなくていいんです!
結婚・出産祝い、引っ越し・新居祝い、入学・卒業祝い、就職祝いといったライフステージの変化を祝う贈りものや、誕生日、還暦、結婚記念日など節目の贈り物にもぴったりではないでしょうか。
大切な人へオーダーメイド枕を贈って、快適な睡眠環境をプレゼントしてみませんか?
まくらの高さを見直して快眠習慣を
記事を通して、まくらの高さが自分に合っているかどうかは睡眠の質をぐっと引き上げるために欠かせない要素であることを解説してきました。
つまり、どんなに素材や機能に優れた良いまくらでも、その高さがあなたに合っていなければほとんど効果は発揮できないということなのです。
心地よい睡眠をとって充分に身体を休めるためにも、まずはあなたの日々の睡眠をふり返り、使っているまくらの高さが自分に合っているか見直してみましょう!













































