ダック?グース?羽毛の種類と選び方、徹底解説!

2023年3月2日

寒い冬に大活躍の羽毛布団。見た目は同じ羽毛掛け布団でも、値段を見ると大きな差があって驚いた経験はありませんか?
この価格差には、羽毛の違いが大きく影響しています。

一般的に詰物として使用される羽毛は大きく分けて「ダック(あひる)」「グース(がちょう)」の2つ。この違いを知っていれば、ご家庭にぴったりの羽毛布団を賢く選ぶことができます。

シリーズ STANDARD HIGH GRADE PREMIUM
羽毛の種類 お手頃価格が魅力
ダックダウン
弾力性がありドレープ性のある
グースダウン
抜群の保温力と軽さ
マザーグースダウン
商品 ダウンパワー370・ダックダウン ダウンパワー380・グースダウン ダウンパワー・440・マザーグースダウン
ご購入 シングル セミダブル ダブル シングル セミダブル ダブル シングル セミダブル ダブル

羽毛は、ダック・グース・マザーグースの3種類!

羽毛掛け布団として使われる主な羽毛としては、ダック、グース、マザーグースの3種類があります。 それぞれの羽毛の特徴は、下の表のようになります。

  メリット デメリット
ダック 価格が安い
ダウンパワーの数値ではグースに勝るものもある
ダウンボールが小さく、ボリュームを求めると重くなる
雑食なので、グースに比べて臭いやすい
グース ダックに比べてダウンボールが大きいため、軽量でもボリュームが出る
草食なので、ダックに比べて臭いにくい
ダックに比べて高価
ダックよりダウンパワーが低いものもある
マザーグース 飼育期間が長く、グースよりもダウンボールが大きいため、とても軽くてボリュームのある羽毛布団になる 価格が高価
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その他にも、アイダーダックのような「超高級」な羽毛もあります。
それぞれの羽毛のメリットとデメリットを見極めることが、羽毛布団の選び方のポイントです。

ダウンとフェザーは別のもの!あたたかさのカギは「ダウン率」にアリ!

羽毛布団の品質表示ラベルには、「ダウン93%、フェザー7%」といった表示があります。

これは詰め物の羽毛のレベルのようなもので、ダウンとは「芯の無いダウンボール」のこと、フェザーとは「芯のある羽根」(募金をした時にもらうような丸くない羽根)のことを指します。

フェザー自体は吸湿性に優れていますが、膨らむことができないので羽毛布団の素材としては劣っています。そのため、ダウン率の高い羽毛布団の方が、軽くて暖かい冬におすすめの羽毛布団となります。

ちなみに昭和西川では、「表記のマイナスを許さない」という高い品質基準を設けています。「ダウン率93%」と表記するには、実際には93%以上のレベルが求められています。
メーカーによって表記の基準が異なるので、羽毛布団の購入を検討する際は、信頼できるお店のものを選ぶと良いでしょう。

「ダウンパワー」で、軽くて弾力のある羽毛布団を見極める!

羽毛布団の下げ札に「410dp」や「360dp」というように表記されているのを見たことはありますか?

これは、羽毛のふくらみを評価するために使われる「ダウンパワー」と呼ばれる数値です。
この数値が大きい方が、羽毛自体の膨らむ力が強く、弾力のある羽毛布団だと言うことができます。

ダウンパワーの算出方法
内径29cm・高さ60cmの容器に、30グラムの羽毛を自然落下させながら入れ、上から重さ94.3gの円盤をのせます。そして2分後、底から円盤までの高さを計測し、体積を算出。
そこから羽毛1gあたりの体積の値を計算し、ダウンパワーが算出されます。

ダウンパワーが高い羽毛布団は、軽くて暖かく、吸湿発散性も良くなります。
数値が高ければ高いほどダウンパワーは強くなり、羽毛にハリも出てきます。弾力感で羽毛掛け布団を選びたい方には、400dp以上がおすすめです。

※日本羽毛製品協同組合ではこの「ダウンパワー」を元に「ゴールドラベル」を発行していますが、昭和西川では「ゴールドラベル」は採用していません。昭和西川の羽毛布団を選ぶ際には、ダウンパワー値を目安にしてください。

ポイントは、羽毛の種類・ダウン率・ダウンパワー!

軽くて暖かい羽毛布団を選ぶポイントは、「羽毛の種類」「ダウン率」「ダウンパワー」に注目することです。 羽毛の品質をしっかりと見極めて、あたたかく快適な睡眠をお楽しみください。

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