春に羽毛ふとんをしまうべき気温やタイミングは?ふとんの衣替え時にやるべきお手入れと羽毛を傷めない収納のコツを解説

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春に羽毛ふとんをしまうべき気温やタイミングは?ふとんの衣替え時にやるべきお手入れと羽毛を傷めない収納のコツを解説

春が来て、ぽかぽか陽気の日が増えてきました。汗ばむような気温の日もありますね。

時に夏らしい日もあったりとどんどん暖かくなっていくこの時期は、衣類だけでなく寝具も衣替えのタイミングです。特に、冬に活躍した羽毛ふとんは、タイミングを見て上手にしまいたいところ。だけど、「いつ」「どうやって」しまえば良いのか迷ってしまう方も多いのでは?

睡眠の質は、どんなマットレスを選ぶかによって大きく左右されるもの。自分の身体に合ったマットレスを選び睡眠の質を向上させることは、快眠を得るために重要なポイントと言えるでしょう。

そこで本コラムでは、羽毛ふとんをしまう最適なタイミングと、しまう前にやっておきたいお手入れ方法・収納のコツをわかりやすく解説していきます。

寝具収納写真

春が来た!羽毛ふとんをしまうタイミングはいつ頃?

一般的に、室内の温度が20度前後になる日が続くようになってきた頃が羽毛ふとんの衣替えの目安とされています。地域や建物の気密性、暑がり・寒がりなど個人の感覚にもよりますが、4月中旬〜5月上旬が多くの家庭での切り替え時期となっているようです。

なので、日中は暖かさを感じられるようになり、夜間の冷え込みもそれほど厳しくなくなって「過ごしやすくなってきたな」と感じられるようになったら羽毛ふとんをしまうのがベター。

とはいえ、急な寒の戻りで冷え込む日もあるので、薄手の肌掛けふとんや毛布などと併用して調整しながら、少しずつ切り替えていくのがおすすめです。


羽毛ふとんをしまう時にやっておきたいお手入れ

●陰干しして湿気を飛ばす

羽毛ふとんをしまう前には、天気の良い晴れた日に半日ほど(10〜15時くらいがおすすめ)陰干しをしましょう。

陰干しをして羽毛ふとんにこもった湿気を逃がすことで、カビやダニの発生を防ぎます。羽毛ふとんの表側と裏側を片面ずつ、交互に1時間程度を目安に干すとより効果が期待できます。

また、羽毛ふとんが傷む原因となるので、天日干しも避けましょう。直射日光が当たってしまうときは、紫外線による側生地の劣化を防ぐためシーツやカバーをかけたまま干すのがおすすめです。

同じく傷みの原因となるので、取り込むときはふとんたたきでたたかず、表面のほこりを撫でるように払う程度に。ほこりが気になる場合は粘着ローラーやふとん専用ブラシなどをつけた掃除機を使用してほこりを吸ってもOKです。

寝具に掃除機をかけている写真

羽毛ふとんの上手なしまい方のコツ

● 通気性のある不織布の袋で保管!

羽毛ふとんは、通気性のよい不織布でできた専用の収納袋にふんわりと畳んで保管するのが吉。不織布は通気性に優れていますが、少しファスナーを開けておくと、さらに通気性が確保されます。

専用の収納袋にすっぽり納めるには、羽毛ふとんの畳み方も大切。

まずはふとんの縁を持ち、全体を振りさばいて羽毛の片寄りをなくします。その後、羽毛ふとんを縦に三つ折りにたたみましょう。次に、細長くなったふとんをちょうど三等分くらいになるようにくるっと丸めたら完成です。


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専用の収納ケースが用意できないときは、掛けふとんカバーやシーツでくるんで収納するのも良いでしょう。ただし、使用後のふとんカバーやシーツには汗や皮脂汚れが蓄積しているため、必ず洗濯してからつけるようにしてください。

● 便利な圧縮袋だけど…羽毛ふとんにはNG!

コンパクトに寝具をしまうことができ省スペースで便利な圧縮袋ですが、羽毛ふとんの収納に使用するのはNG。羽毛ふとんを長時間ぎゅうぎゅうに圧縮したままだと、羽毛にダメージがかかり、次に出した時に本来のふくらみが戻らなくなってしまうおそれがあるためです。

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● 湿気対策を欠かさずに

羽毛ふとんは、湿気がこもらない場所にしまうのがベスト。とはいえ、衣替えでシーズンオフになったふとんはクローゼットや押入れなどに収納しておく場合がほとんどでしょう。

クローゼットや押入れは、閉め切りがちで湿気がこもりやすくなる場所。そのため、こまめに扉を開けて換気をする、壁と羽毛ふとんを密着させないようにする、下にすのこを敷いて空気の通りを良くするなどの湿気対策が大切です。除湿剤も置いておくと安心ですよ。

とくに梅雨時期や夏場など、雨が続くと湿気がたまってしまうので、ときどきは羽毛ふとんを出して陰干しができるとさらに衛生的に保つことが可能になります。


●重ねる順番にも注意

また、羽毛ふとんのボリュームを損なわないため、寝具を重ねて収納するときは羽毛ふとんを一番上に置くようにしましょう。特に、敷きふとんなど重い寝具の下敷きにならないよう注意してください。


ふとんを収納している写真

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●汚れが気になる場合はクリーニングを

羽毛ふとんの汗や皮脂など汚れが気になるときは、しまう前に羽毛ふとん専用のクリーニングに出すのがおすすめ。冬の使用に向けて清潔な状態で保管することができますよ。

昭和西川では、【羽毛ふとんクリーニング】【羽毛ふとんリフォーム(打ち直し)】のサービスを実施しています。

昭和西川の【羽毛ふとんクリーニング】は、ふとんを丸洗いし、外側の汚れを除去してくれるサービス。自宅ではケアしきれない汚れやにおいまで落とし清潔な状態に洗い上げてくれるため、ふとんのシーズンオフ・衣替え時期にぴったりです。

そして昭和西川の【羽毛ふとんリフォーム(打ち直し)】は、羽毛ふとんの羽毛を直接洗浄後、新たな羽毛を充填、側生地を新品に交換し新品同様のふわふわな羽毛ふとんに生まれ変わらせてくれるサービス。 長年の使用で羽毛のボリュームダウンや側生地の変色などが気になる羽毛ふとんをお使いの方は、衣替えのタイミングにぜひ試してみていただければと思います。

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また、以下のページでは【羽毛ふとんクリーニング】【羽毛ふとんリフォーム(打ち直し)】のサービスそれぞれの特徴や違い、金額や所要期間、どんな方へおすすめかなどを詳細にまとめています。参考にしながら、あなたがお使いの羽毛ふとんに最適なお手入れをチョイスしてくださいね。


【あなたはどっち派?】汚れた布団のメンテナンス

羽毛ふとんの衣替えは正しいお手入れと収納方法で

シーズンオフになった寝具のお手入れや正しい収納は、ふとんを長持ちさせ、次のシーズンにまた気持ちよく使用するためにも大切です。

今回お伝えした羽毛ふとんのしまい方を実践しながら衣替えをしてみてくださいね。


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