愛媛県今治市で作られている今治タオル。
青と赤の印象的なマークができてから約10年。今では日本のいたる所でこのマークを見かけるようになりました。
今治タオルのこのブランドマークを付けられるのは、高い品質を認められた一部の製品だけ。その抜群の肌触りや優れた機能性、安全性が認められ、寝具にもたくさん使われるようになっています。
今さら聞けない!?「今治タオル」って何?
「今治タオル」は、愛媛県今治市でつくられるタオルの中でも、独自の品質検査を突破した製品だけに認められるブランドマークです。
非常に不純物の少ない蒼社川(そうじゃがわ)の伏流水を使ってつくられたタオルは、綿本来のやわらかさをしっかりと伝えてくれます。
120年ほど前からタオル産業が盛んだった今治市には、糸を撚る工場や染める工場、タオルを折る工場などが200近くも集まっています。
今治タオルを製造しているのは、その中の100社ほど。今治タオル工業組合の管理のもとで、高品質で安全なタオルをつくり続けています。
「太陽」「海」「空」「水」をモチーフに作られたブランドマークは、2006年にクリエイティブディレクターに就任した佐藤可士和氏によるものです。
その後の様々なブランディング活動を通して、職人の確かな技術と今治の自然の中で生まれたタオルが日本全国に「今治タオル」として浸透し、海外の展示会などでも注目されるようになりました。
タオルケットやガーゼケットとして大活躍!寝具としての魅力!
今治タオルはタオルケットやガーゼケットとしてもとても優れた素材です。
人間は一晩に汗などの水分を300ml~500mlほど放出します。その量は、なんとコップ一杯分!寝具には、その水分を吸収する力が求められています。
そこで注目されたのが今治タオルです。
肌に触れただけでもしっかりと水分を吸収してくれる今治タオルは、寝ている間に放出された水分をしっかりと吸収して、すぐに乾いてくれます。そのため、汗をかきやすい夏でもベタ付きが気にならずに、心地良く眠ることができます。
また、綿本来のやわらかい肌触りに対して、「肌に直接触れても心地が良い」「赤ちゃんにも安心してかけられる」といった声も数多く寄せられています。軽くて使いやすいので、今治ブランドのガーゼケットを毛布替わりに羽毛布団と合わせて使う方も増えています