ダニアレルギー対策にも効果的!枕の上手な洗い方・洗濯方法

2022年6月30日

毎日の睡眠には欠かせない枕。皆さんは、枕を洗濯していますか?
枕を洗濯すると清潔になり、さらに、ダニによるアレルギー対策にも効果的です!しかし「枕って洗えないイメージ……」、「枕のお手入れ方法がよくわからない……」と対応に困っている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、お困りの方のために、枕の上手な洗い方についてライオン株式会社の生活情報サイト「Lidea(リディア)」にお洗濯情報を掲載しているお洗濯マイスター・大貫和泉さんに枕の上手な洗い方・洗濯方法についてお話を聞きました。

「ダニ」が好む環境はカビと同じ!

皆さんは、「ダニ」のことをどれくらい知っていますか?
ダニは節足動物の一種で、クモの仲間に分類されます。家の中にいる代表的なダニは「チリダニ」といわれ、体長は約0.4mmです。カビと同様、気温22〜28℃、湿度60%以上の環境を好みます。
実は、このチリダニの死骸や排泄物に含まれる特定のたんぱく質がアレルギーの原因(ダニアレルゲン)になるのです!

実は簡単!?「ダニアレルギー」の対策法

ダニのアレルゲンは、天日干ししたり、叩いたりするだけでは、効果的に落とすことができません。
ダニのアレルゲンは、水に溶けやすい性質があります。つまり、水洗いすることで除去できます。
グラフからもわかるとおり、洗濯によりダニのアレルゲンは、なんと99.9%も除去できるのです!

まずは、枕の洗濯表示と洗剤をチェック!

次の手順で、枕をお洗濯しましょう。

1. 洗濯表示を確認する

内側についている洗濯表示をチェックして、家庭で洗えるかどうかを確認します。
※洗濯表示は2016年12月1日に改定されました。

新・洗濯表示に「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついている場合は、家庭で洗えます。
従来の絵表示に「洗濯機」マークや「手洗い」マークがついている場合は、家庭で洗えます。

新・洗濯表示や従来の絵表示に「洗濯おけに×」がついている場合は、家庭で洗えません。

2. 洗剤を選ぶ

洗濯表示だけでなく、タグの注意書きも確認して、適切な洗剤を選びます。

なお、洗剤の中には漂白剤入りのものがありますが、右記の記号「(漂白処理ができない)」がついている場合には、「漂白剤入りの洗剤」は使用できません。

洗剤は、中性のおしゃれ着用洗剤(アクロンなど)がおすすめです。
また、特に汚れが目立つ箇所は、エリそで用の部分洗い剤(トップ プレケア エリそで用など)や、中性のおしゃれ着用洗剤などで前処理すると良いでしょう。

【枕のタイプ別】洗濯法と乾燥法

枕を洗う時は、メーカーの取扱説明書に従って洗濯しましょう。

1. ポリエステルわたや羽毛の場合

水に浮きやすいので、洗濯槽を桶代わりにして、ゆっくりと押し洗いします。また、すすぎも「洗い」と同じ操作で行います。
干したあと、時々両側から軽く叩いて、中のわたや羽毛をほぐします。

2. パイプ・ポリエチレンの場合

洗濯中に枕のファスナーが開いて中のパイプが漏れ出すこともあるので、網目の細かい洗濯ネットに入れて洗います。
干したあと、パイプの中空部分に水がたまっていることがあるので、時々振ったり、向きを変えたりして水を出しましょう。

3. 炭パイプの場合

炭パイプ素材の場合、柔軟剤で柔軟仕上げをすると、炭の表面に柔軟成分が吸着して、脱臭効果などを低下させることがあるので、使用は避けましょう。

枕の素材に関わらず、洗濯ネットに入れて洗濯し、干す時には、ネットごとハンガーに吊るすと、干しやすく早く乾きます。

4. 洗えない素材(そばがら、ウレタンパフなど)の場合

枕カバーをつけるとともに、頻繁に枕カバーを洗濯しましょう。そばがらは天日干し、ウレタン素材は陰干しにします。


詳しい情報はこちらを参照ください。
『ダニアレルギー対策にも効果的!枕などの寝具類の「大洗濯」』
https://lidea.today/articles/566

LIONお洗濯マイスター 大貫和泉

この方法を聞いて、枕のお手入れのハードルが下がった気がしませんか?ぜひ皆さまの枕のタイプに合わせて、枕を洗濯してみてください!
また当社では枕を簡単に洗えるだけではなく、ダニも軽減する「SNフレッシュプロシリーズ」などをご用意しています。
枕を探す一つのポイントとして、「お手入れのしやすさ」も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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