金井千佳
睡眠ヨガインストラクター/ヨガニードラ・セラピスト
米国ヨガアライアンス認定指導者200時間修了。2016年からヨガ講師として活動を始め、2020年にオンラインクラス「きがるヨガ」を開講。頑張りすぎないヨガを伝えている。東京と淡路島でのデュアルライフを楽しみながら国内外でリトリートを企画。睡眠やヨガに関するコラムを執筆し、心地よい暮らしのヒントを提案している。司会者としても活動中。
「すっきりと朝を迎えたい」「一日を元気にスタートさせたい」 そんなふうに感じることはありませんか?
質のよい睡眠というと、寝る前の過ごし方に目が向きがちですが、実は“朝の過ごし方”も大切なポイントです。朝にしっかり体を目覚めさせることで体内リズムが整い、夜には自然な眠気が訪れやすくなります。
インドの伝統医学・アーユルヴェーダでも、朝は一日の巡りを整える大切な時間と考えられています。今回は、毎日の暮らしに気軽に取り入れられる「スパイスケア」をご紹介します。
アーユルヴェーダでは、朝は眠っていた体を目覚めさせ、「動かす」「巡らせる」「消化に火を入れる」時間とされています。
ここでいう「火」とは、食べたものを健やかに受け入れ、エネルギーへと変える力「アグニ(消化力)」のこと。アグニのバランスが整うことで体の巡りがスムーズになり、日中を活動的に過ごしやすくなると考えられています。
日中にしっかり活動し、夜には自然とリラックスモードへ切り替わる。そんな心地よいリズムづくりが、健やかな睡眠環境へとつなげてくれます。
・ジンジャー(生姜)
体をやさしく包み込み、心地よい巡りをサポートしてくれる代表的な食材です。朝に取り入れることで、体をすっきりと目覚めさせてくれます。
・ブラックペッパー
少量でも風味が引き立ち、アーユルヴェーダでは毎日のすっきりとした食生活を助けるスパイスとして親しまれています。
・ターメリック
鮮やかな黄色が特徴のターメリックは、健やかな毎日の習慣にも取り入れられているスパイスです。ほんの少量でも香りが豊かなので、白湯やハーブティーともよく合います。朝のセルフケアとして、塩とターメリックをいれた温かいお水でお口をゆすぐのもおすすめです。
忙しい朝でもおすすめなのが、白湯や温かいお茶にスパイスをほんの少し加える方法です。
例えば、白湯にすりおろした生姜を少量加えるだけでも、体がじんわり温まります。
お好みでターメリックをひとつまみ、ブラックペッパーを少量加えると、より香り豊かな一杯になります。無理にたくさん入れる必要はありません。
まずは香りを楽しみながら、ゆっくり味わうことから始めてみましょう。スパイスは刺激になる場合もあるため、体調や体質に合わせて量を調整してください。
材料(1杯分)
白湯…200ml
すりおろし生姜(チューブ生姜やパウダータイプでもOK)…小さじ1/2程度(またはパウダーひとつまみ)
ターメリック…ひとつまみ
ブラックペッパー…少々
作り方
① 白湯を用意する。
② スパイスを加えてよく混ぜる。
③ 香りを楽しみながら、ゆっくり飲む。
飲みやすくしたい場合は…
白湯が少し冷めてから、はちみつを入れるのもOK
朝に太陽の光を浴びたり、軽く体を動かしたり、温かい飲み物で体を目覚めさせたり。そんな小さな習慣が、一日のリズムを整え、夜には自然な眠気を育ててくれます。睡眠の質を高めたいときは、夜のリラックスタイムだけでなく、ぜひ朝の時間にも目を向けてみてください。
ドリンクレシピをご紹介しましたが、レシピ通りではなく、白湯にお好みのスパイスをひとさじ加えるだけでもOKです!いつもの朝に少しだけ手を加えてみましょう。毎日の小さな積み重ねが、一日の巡りを整え、その先にある心地よい眠りへとつながっていくはず。ぜひ、ご自身のペースでアーユルヴェーダの知恵を暮らしに取り入れ、朝から心地よい一日を始めませんか。
米国ヨガアライアンス認定指導者200時間修了。2016年からヨガ講師として活動を始め、2020年にオンラインクラス「きがるヨガ」を開講。頑張りすぎないヨガを伝えている。東京と淡路島でのデュアルライフを楽しみながら国内外でリトリートを企画。睡眠やヨガに関するコラムを執筆し、心地よい暮らしのヒントを提案している。司会者としても活動中。