羽毛布団は家庭で洗える!?上手な洗い方と干し方

2022年6月30日

羽毛布団は頻繁に買い換えるものではありません。だからこそ、長持ちさせたいと思いませんか? 羽毛布団を長く快適に使うためのコツの一つが、「洗濯」です。羽毛布団の中には、ご家庭で簡単に洗うことができるものもたくさんあります。しかし、洗濯できるとわかっていても、手順がわからず、洗濯に踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、羽毛布団の上手な洗い方と干し方について、ライオン株式会社の生活情報サイト「Lidea(リディア)」にお洗濯情報を掲載しているお洗濯マイスター・大貫和泉さんにお話を聞きました。

洗う前に確認!羽毛布団の洗濯表示をチェック!

はじめに確認すべきは、羽毛布団についている「洗濯表示」。家庭で洗うことができる製品かどうかをチェックします。
※洗濯表示は2016年12月1日に改定されました。

新・洗濯表示に「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついているものが、ご家庭で洗うことができる羽毛布団です。

また、羽毛布団のカバーについているタグや「洗濯表示」の裏面にも、洗濯についての注意書きが載っていることがあります。こちらも忘れずチェックしてください。

ご家庭の洗濯機の、取り扱い説明書もチェック!

次に、お使いの洗濯機の取り扱い説明書の「毛布コース」や「大物洗いコース」のページを見て羽毛布団が洗える洗濯機か確認しましょう。

確認ができたら、洗濯機の取り扱い説明書にしたがって、「お洗濯キャップ」や「洗濯ネット」を準備してください。洗濯時の羽毛のかたよりや布傷みを防ぐことができます。
お洗濯キャップと洗濯ネットは、併用が不可となっているものが多いので注意しましょう。

左・お洗濯キャップ / 右・巾着型洗濯ネット

狙い目は、湿度の低い晴天日!

羽毛布団の洗濯表示と洗濯機の取扱説明書の確認ができたらさっそく洗濯してみましょう。
羽毛布団は乾きにくいので、湿度の低い晴れた日を狙って洗濯してください。

~前処理編~

羽毛布団を物干し竿やベランダの手すりなどにかけて軽くたたき、ホコリなどの汚れを落としておきます。

特に目立つ汚れがある時には、洗濯機に入れる前に前処理をしておきましょう。
やわらかいスポンジに「おしゃれ着用洗剤(アクロンなど)」を薄めた洗剤液(水4Lに対して10mlが目安)を含ませて、首周りなど汗や皮脂汚れが目立つ部分になじませます。

~洗濯機で丸洗い編~

まずは、汚れている部分が外側になるようにジグザグに3つに折り畳んだら、端からロール状に丸めます。

次に、洗濯機の取り扱い説明書にしたがい、お洗濯キャップをつける、または、洗濯ネットに入れて、布団を洗濯槽にセットします。「毛布コース」や「大物洗いコース」を選び、洗濯機の表示に従って、おしゃれ着用洗剤を洗剤投入口にセットしてください。

布団と洗剤のセットができたら、洗濯槽に水を溜めます。水が溜まったら洗濯機を一時停止し、羽毛布団を両手で5~6回程度押して水に沈めてから洗濯を開始します。

なお、羽毛のニオイが気になる時には、消臭効果のある柔軟剤を使用すると、洗いあがりの羽毛の独特のニオイが弱まります。

仕上がりがふんわりとする、お洗濯後の干し方

脱水後はできるだけ速やかに干しましょう。
物干し竿2本をまたぐように干すと、早く乾かすことができます。この時、日光に直接当てると布団が傷む恐れがあるので、風通しの良い場所で陰干しするようにしてください。

物干し竿にかけたら、全体の形を整えましょう。ポイントは、かたよった羽毛を両手でほぐして、布団の端を持ち振ること。乾燥するまでに数回羽毛をほぐしてあげるとよりふっくら仕上がります!

左・洗濯直後(羽毛のかたまりがある) / 右・乾燥後はふっくら

また、もしも取り込む際に、完全に乾いていなければ、室内の椅子に羽毛布団をかける、布団乾燥機を使って乾かすなどして、しっかりと乾燥させてください。

詳しい情報はこちらを参照ください。
『羽毛布団を家庭で洗濯!上手な洗い方・干し方をレクチャー』
https://lidea.today/articles/905

LIONお洗濯マイスター 大貫和泉

羽毛布団の洗濯・乾燥方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
この手順を踏んでしっかりとお洗濯をすれば、長年使用している羽毛布団もふっくら、ふんわり感がよみがえるはずです。ぜひ一度、この洗濯・乾燥法をお試しください。

また、当社では古くなってしまった羽毛布団をよみがえらせる「羽毛布団リフォーム」サービスをご用意しています。お気に入りの羽毛布団を新品のようにふっくらと、やわらかに復活させたい方にはこちらもおすすめです。
本格的な冬に入る前に、ご家庭の羽毛布団をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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