金井千佳
睡眠ヨガインストラクター/ヨガニードラ・セラピスト
米国ヨガアライアンス認定指導者200時間修了。2016年からヨガ講師として活動を始め、2020年にオンラインクラス「きがるヨガ」を開講。頑張りすぎないヨガを伝えている。東京と淡路島でのデュアルライフを楽しみながら国内外でリトリートを企画。睡眠やヨガに関するコラムを執筆し、心地よい暮らしのヒントを提案している。司会者としても活動中。
梅雨の時期は、湿度や気圧の変化の影響で、なんとなく体が重だるく感じたり、朝からスッキリ起きられなかったりすることはありませんか?
この時期は環境の変化によって、日中のどんより感だけでなく、夜のリラックスタイムの過ごし方にも影響を及ぼすことがあります。
そんな梅雨の季節を心地よく乗り切るセルフケアとしておすすめなのが、朝のヨガです。朝に体をやさしく動かしながら呼吸を深めることで、心と体が心地よく目覚め、一日の健やかなリズムをサポートしてくれます。
今回は、ご家庭にあるタオルを使って手軽にできる「タオルヨガ」をご紹介します。肩や胸まわりをほぐしながら呼吸を深め、梅雨の重だるい気分をすっきりリフレッシュしていきましょう。
寝ている間に固まりやすい脚の裏側を心地よく伸ばすことで、全身のめぐりを促し、すっきりとした朝の目覚めをサポートします 。ベッドの上でも行いやすいため、起床後すぐの習慣としてもおすすめです。呼吸に合わせてゆっくりと行うことで心身が自然と目覚め、健やかな一日のスタートを後押しします。
▶How to
1.仰向けになり両膝をたてる
2.片足の裏にタオルをかける
3.両手でタオルの端を持ち、膝を無理のない範囲で伸ばす
4.ゆったり呼吸を続けながら3〜5呼吸キープ
5.反対側も同様に行う
▶Point
肩や首に力はぬきましょう。膝は少し曲がっていてもOKです!脚の裏側が心地よく伸びる位置で行います。
脇腹から肋骨まわりが広がることで、呼吸に関わる筋肉がほぐれ、深い呼吸がしやすくなります。梅雨時期は、湿気や気圧の変化による重だるさから、姿勢が丸まって縮こまりやすくなります。体側を気持ちよく伸ばすことで胸まわりの動きが広がり、深呼吸しやすいスペースを確保することができます。
▶How to
1.肩幅より少し広めにタオルを持つ
2.息を吸いながら両腕を頭上へ
3.吐きながら上体を横へ倒す
4.左右それぞれ3〜5呼吸
▶Point
肩がすくまないように意識しましょう。体を前に倒さず真横へ伸びます。
伸びを感じながら大きく呼吸を繰り返し、体の内側からリフレッシュしていきましょう。
デスクワークやスマートフォンの使用などで、私たちの肩は前に入りやすくなっています。胸が閉じた状態では呼吸も浅くなりがちです。
このポーズは肩甲骨まわりをやさしく動かしながら胸を開くため、呼吸を深めたい朝にぴったりです。胸いっぱいに空気を取り込む感覚を味わいながら行ってみてください。
▶How to
1.片手を上から、反対の手を下から背中へ回す
2.両手の間にタオルを持つ
3.胸を開いて3〜5呼吸
▶Point
背筋を伸ばし、腕よりも胸の広がりを意識しましょう。肩や胸まわりの緊張が和らぐことで、気分も前向きになりやすくなります。
美しい姿勢の維持(猫背予防)にもおすすめです
今回ご紹介したヨガは、どれも呼吸を深めながら行うことがポイントです。ヨガでは、呼吸と心身のリズムは深く関わっていると考えられています。私たちの呼吸は、心や体の状態を映し出す鏡のようなもの。ストレスや疲れがたまると、無意識のうちに呼吸が浅くなり、肩や胸まわりもこわばりやすくなります。特に梅雨の時期は、気圧や湿度の変化によって体が環境に適応しようと働くため、負担がかかりやすく、だるさや眠気、気分のはれなさを感じることも少なくありません。
また、アーユルヴェーダでは、梅雨は「カパ(水と土のエネルギー)」が増えやすい季節とされています。カパは安定や潤いをもたらす一方で、増えすぎると体や心に重さや停滞感をもたらすと考えられています。そんな季節だからこそ、朝の時間に体を心地よく動かし、呼吸を深めることが大切です。胸をひらき、新鮮な空気をたっぷり取り込むことで、心と体に軽やかさを取り戻し、健やかな生活リズムを整えるサポートになります。梅雨の朝は、まずタオルを手に取り、ゆっくりと呼吸を深めることから始めてみませんか 。その数分が、軽やかな一日と心地よい夜への第一歩になるかもしれません。
米国ヨガアライアンス認定指導者200時間修了。2016年からヨガ講師として活動を始め、2020年にオンラインクラス「きがるヨガ」を開講。頑張りすぎないヨガを伝えている。東京と淡路島でのデュアルライフを楽しみながら国内外でリトリートを企画。睡眠やヨガに関するコラムを執筆し、心地よい暮らしのヒントを提案している。司会者としても活動中。